157_小学校_わたなべこ
運動の得意不得意は、子どもによってさまざまですね。足が速くて運動会で大活躍をする子もいれば、見ている親がハラハラしてしまうような子もいます。ママスタコミュニティのあるママの場合、運動が苦手なお子さんがいるようで、こんな投稿がありました。

『運動が苦手な子どもを持つママだからこそわかることもあるよね。例えば運動会は劣等感にさいなまれてしまう。みんなはどうかな?』

投稿者さんのお子さんは運動が苦手で、運動会になると親の方が心配になってしまうのだそう。例えばリレーの競技では、わが子が他のチームの子に抜かれてしまうのかもしれません。そうすると他の子に迷惑をかけてしまったと感じてしまうのでしょう。そのような劣等感や申し訳ない気持ちがあるママもいるようで、コメントが寄せられています。

集団競技のときはいつもハラハラ


『運動会の集団競技では、失敗して周りに迷惑かけませんようにと祈っている』

『個人競技ならよいけれど、団体戦やチームプレイになると運動が苦手なのが目立って、足を引っ張って他の子に迷惑をかけているのがわかると辛くなる。自分の子のせいで負けたのが明らかなら平気な顔はしていられないよ』

運動会では徒競走など個人競技もありますが、バトンをつないでいくリレーなどの集団競技もありますね。チームとして競う場合には、運動が苦手な子が抜かれてしまったり遅れをとってしまったりすることも。結果負けてしまったならば、他の子に対して申し訳ないと思ってしまいますよね。競技だから仕方ないと考えるチームメイトもいますが、そうではない子もいることでしょう。親として「仕方ない」では片付けられないという意見も寄せられています。

運動が苦手でも大丈夫!

むしろ笑ってしまう。明るいママも

『運動はコントかよ! という感じでダメすぎる。ダメすぎてむしろ笑えるし、可愛いけれどね』

『自分にソックリだなと、ニヤニヤしちゃう』

運動が苦手な子を見ていると、子どもの頃の自分と重ねてしまうこともあるようです。ママが運動が苦手だったならば、自分と同じと思えますね。ある意味仕方ないと思えるのでしょう。笑ってしまうそうです。さらに思いもよらぬ所で転んだり、失敗したりするとコントのように見える場合も。運動会は真剣勝負な部分と、結果がハプニングになろうと楽しめる部分の両方があるのかもしれません。

運動が苦手なら苦手なりの役割もある

『大縄跳びは入るときに引っ掛かるので、だいたい回す方をしている。できることを見つけて頑張っているよ』

運動が苦手な子でも、できることはたくさんありますね。あるママのお子さんは、大縄跳びで縄を回しているそうです。縄を飛びやすいように大きく回すのは大変ですし、そもそも縄を回す人がいないと大縄跳びの競技はできません。飛ぶ方が目立つ存在になりがちですが、縄を回すという重要な役割を担っていることに自信を持っている様子が伺えますね。

子どものよいところを認めていこう


『運動が苦手だったり勉強ができなかったりする子どもをイライラせずに可愛がれる人は、本当に愛があるなと思う』

親としては子どもに期待する部分もあるのは事実かもしれません。他の子と比べたり、自分の子どもの頃は……と自分自身と比較してしまったりする場合もあることでしょう。そうなるとどうしてできないのだろうと子どもに対してイライラしてしまうのでしょうが、それをひっくるめてわが子と考えるとよさそうですね。

『健康だし、毎日元気に学校に行っているからそれでよしと、だんだんハードルが下がってくる』

『真面目に頑張っているとか、優しいとか、その子のよいところがあればよし! 健康に毎日楽しく過ごしてくれればそれでよし! うちの子も運動音痴、特別得意なことなしだけど、誰よりも優しい、相手のことを思いやれることに誇りを持っている』

できないところをひっくるめて子どものことを認めるのは正直難しいですし、時間がかかるかもしれません。でも運動会などの晴れ舞台で活躍できる子と、逆に運動が苦手で親がハラハラしてしまう子など、子どもには違いがあるのは当然のことでしょう。それぞれ得意不得意があり、それが個性になってくるのかもしれません。子どもが苦手とする部分にフォーカスしてため息をつくよりも、得意なことを見つけて褒めてあげたり、一緒に喜んだりできるとよいですね。