【モデルプレス=2024/05/27】13人組グループ・SEVENTEEN(セブンティーン)が5月25日〜26日の2日間、神奈川・日産スタジアムにてアンコールツアー「SEVENTEEN TOUR 'FOLLOW' AGAIN TO JAPAN」を開催。ここでは、全体のライブレポートでは伝えきれなかった13人それぞれの魅力を紐解く。<詳細レポート>
◆SEVENTEEN日産スタジアム公演、東方神起に続く偉業達成
SEVENTEENはS.COUPS(エスクプス)、JEONGHAN(ジョンハン)、JOSHUA(ジョシュア)、JUN(ジュン)、HOSHI(ホシ)、WONWOO(ウォヌ)、WOOZI(ウジ)、THE 8(ディエイト)、MINGYU(ミンギュ)、DK(ドギョム)、SEUNGKWAN(スングァン)、VERNON(バーノン)、DINO(ディノ)からなるグループ。2015年5月26日に韓国でデビューを果たし、2018年5月30日に日本デビュー。VOCAL TEAM・HIPHOP TEAM・PERFORMANCE TEAMの3ユニットで構成されており、楽曲制作から振付までメンバー自らが携わっている。
同ツアーは2023年に日本でも開催した「SEVENTEEN TOUR 'FOLLOW' TO JAPAN」を含む「FOLLOW」ツアーのアンコールツアー。5月17〜18日の大阪・ヤンマースタジアム長居に続いて、日本最大の収容人数を誇る日産スタジアムでの2公演を成功させた。日産スタジアムでの公演は、東方神起(2013・2019年開催)以来K-POPアーティスト2組目の偉業で、5月26日はデビュー9周年の記念日公演に。また、前回のツアーではS.COUPSが怪我のため欠席、JEONGHANも怪我のためツアー途中から休養していたこともあり、アンコールツアーで13人全員が揃い完全体となった。
◆S.COUPS(エスクプス)
SEVENTEENとCARAT(SEVENTEENのファンの名称)の統括リーダー・S.COUPS。日本公演への参加は約1年ぶりとなり、13人でステージに立てた喜びを弾けさせるかのような可愛らしい笑顔に、何度心を奪われたことだろう。ハンデエリアのCARATにジャケットをプレゼントするなど、優しさにも満ちあふれていた。そんな可愛らしい一面とは裏腹に、『Super』で中央に君臨し繰り出されるラップ、HIPHOP TEAMでの表情の鋭さなど、統括リーダーとして圧巻のオーラも発揮。「CARATとSEVENTEENをいつまでも守れるそんなリーダーでありたい」という約束をパフォーマンスで体現した。
◆JEONGHAN(ジョンハン)
日産スタジアムを埋め尽くす約7万人のCARAT全員に優しい微笑みを落とした天使・JEONGHAN。この日珍しくオールバックにした前髪が『Super』『Rock with you -Japanese ver.-』などの激しいパフォーマンスで風に揺れるたび、息を呑むほどの美しさを目の当たりにした。さらに、JEONGHANが「ピュッ!」とCARATを充電し、CARATが「ジー!」「充電完了」とやり取りする“充電器”の掛け声は、「恥ずかしくて最近充電しなかったんですけど、今日は日産だから」と特別に披露されたもの。黒縁のメガネをかけて雰囲気をガラリと変えたアンコールでは満面の笑みを浮かべて会場を見渡し、ビジョンに抜かれた時の愛嬌も欠かさなかった。
◆JOSHUA(ジョシュア)
紳士的で優しい性格から「ジェントルマン」とも称されるJOSHUA。『Don’t Wanna Cry』のラストで13人が並んで直立するシーンでは、気品あふれる立ち姿が印象的だった。さらにそのオーラと抜群のスタイルは、手先・足先まで繊細に使う華麗なダンスにも繋がっている。また、大きなビジョンに映るまでMINGYUに抱きつき続けたり、本編最後の楽曲『HOT』のヒントを出すJUNの後ろでJUNのシグネチャーポーズである猫耳をこっそりとポージングしていたりと、お茶目な一面も。CARATを愛おしそうに見つめる視線で、会場全体を温かく包みこんでいた。
◆JUN(ジュン)
JUNはくりっとした猫目と鼻筋の通った顔で、スクリーンに大きく映し出されればその美貌に全員がひれ伏すほど。PERFORMANCE TEAMの一員として、美しく優雅な体使いも際立ち『HIGHLIGHT -Japanese ver.-』の歌い出しで彼が放った最大級の“キラキラ”には思わず惚れ惚れした。また、ユニットのパフォーマンスを終え、ステージ裏にはける際も最後の最後まで笑顔で手を振っている可愛らしい姿も魅力的。アンコールのフリースタイル対決では恥ずかしそうに断っていたり、本編最後の楽曲『HOT』のヒントを緊張しながら出していたりと、CARATに癒やしを与える存在でもあった。
◆HOSHI(ホシ)
脅威のシンクロ率を誇り「刀群舞(カルグンム/刃物のように鋭くキレのある群舞)」とも称されるSEVENTEENのダンスを、パフォーマンスリーダーとして牽引するHOSHI。『Rock with you -Japanese ver.-』や新曲『MAESTRO』など、彼がセンターに立つことでの安心感と躍動感を同時に与え、これまで積み上げられてきたスキルとカリスマ性を解き放っていた。PERFORMANCE TEAMの楽曲『Back 2 Back』のラストのサビにて、それまでの振付がスローモーションになる瞬間では、妖艶な表情と細部まで気を配られたしなやかな体つきで、全員を虜にしていた。
◆WONWOO(ウォヌ)
スクリーンに抜かれるたびにひときわ大きい歓声を浴びていたWONWOO。その理由は彼の“鋭い視線”にある。『Super』やHIPHOP TEAMのオープニング『Fire』で魅せた、上から見下すような切れ長の瞳は色気を存分にまとい、1度見た人の心を離さない。その上、低音ボイスが響くラップの攻撃力の高さは言わずもがなであろう。また、アンコールでは常にフィルムカメラを持ち、パフォーマンスや最後のコメント中にメンバー1人ひとりの“今しかない瞬間”を捉えていたWONWOO。13人の中では物静かな彼のメンバー愛を感じた瞬間だった。
◆WOOZI(ウジ)
どんな衣装でも真っ白な肌が際立つWOOZI。『DON QUIXOTE』ではシルバーのジャケットを少しはだけさせ、情熱的に歌う姿で視線を釘付けにした。対照的に、VOCAL TEAMでは繊細で優しい歌声が人々の心に染み渡る。『Pinwheel -Japanese ver.-』の「泣かないで 悲しいけど」という歌詞には、その歌詞とは裏腹にどれだけの人が涙を浮かべただろう。普段はツンデレな性格だが、今回の公演ではDKのバックハグやHOSHIの密着を笑顔で受け止めており、日産スタジアムでの記念すべき公演が彼の心を高ぶらせたようにも見えた。
◆THE 8(ディエイト)
「無限大の可能性を秘める」という意味から名付けられたTHE 8。その名の通り、彼の表現力と芸術性は見た者を無限に惹きつける力を持っている。『Super』での約30秒間にも及ぶダンスブレイクでは、後方からメンバーの間を歩いてくるだけで圧巻のオーラをまとう。バックダンサーを引き連れ、一切ブレのない美しい舞で輝きを放っていた。さらに、アンコールの『VERY NICE』で何度も繰り返し終わりが見えない“無限アジュナ”中に突如始まったメンバーのフリースタイル対決では、華麗なブレイクダンスを披露し、凄まじい身体能力を見せていた。
◆MINGYU(ミンギュ)
187cmの高身長と逞しく鍛え上げられた肉体美を誇るMINGYU。その完璧なビジュアルは、とりわけ『DON QUIXOTE』『HOT』といった情熱的な楽曲におけるダイナミックな動きで、魅力を爆発させる。『MAESTRO』のサビで毎秒毎秒変わる表情や、HIPHOP TEAMの楽曲『Monster』でのサングラスを外す仕草には、CARATも悲鳴をあげるほどだった。さらにアンコールでは、キックボードを利用してステージ中を大胆に移動。メンバーとも積極的にコミュニケーションを取り、まるで子犬のようにはしゃぐ姿も可愛らしかった。
◆DK(ドギョム)
メインボーカルとして抜群の歌唱力を持つDK。本編ラストの『HOT』では、冒頭に1人大きくリフトアップするステージに立ち、迫力満点の歌声でスタジアムを包み込む。『HOT』を披露する前がメンバーの和やかなMCであっただけに、そのギャップには思わず鳥肌が立った。アンコールでは端から端までCARATの元へと向かい「全員に届くように」と言わんばかりに大きく手を振る姿が印象的で、そこには彼のサービス精神旺盛な性格が表れていると感じた。また、WOOZIにひざまずきプロポーズするような仕草や、フリースタイル対決でのコミカルなダンスで会場中を明るく盛り上げていた。
◆SEUNGKWAN(スングァン)
DKとともにメインボーカルを務めるSEUNGKWANは、どこまでも突き抜けるような高音からバラードの繊細な歌声まで自由自在。VOCAL TEAMの楽曲『Dust』では、美しいファルセットボイスに心が洗われた。さらに、バラエティ番組でも活躍するSEUNGKWANは、メンバー随一ともいえるお笑いセンスも持ち合わせる。MCでメンバーやCARATのモノマネをしたり、彼がお気に入りだと公言する楽曲『April shower』でもHOSHIの元へ個性的なダンスとともに近寄っていったりと、お茶目な動きでCARATの心をふんわりとほぐしていた。
◆VERNON(バーノン)
韓国とアメリカのミックスで端正な顔立ちが際立つVERNON。『CLAP』でお決まりとなった“VERNON TIME”ではWONWOOとともに「ごめん」ポーズを披露したり、最後のコメントで正面と斜め下のカメラを交互に見たりといったお茶目な姿と、カメラやCARATを見つめる純朴な瞳で会場中のハートをキャッチした。HIPHOP TEAMでは一転、メインラッパーとしての本領を発揮。『Back it up』のムービングステージでCARATとの距離を縮め、体を大きく前後左右に揺らしながら勢いよくラップを次々と繰り出した姿を見れば、自然と心が熱くならざるを得なかった。
◆DINO(ディノ)
グループのマンネ(最年少)でありながら、ダンス・歌・ラップどれを取っても抜群の安定感を持つオールラウンダー・DINO。『Left & Right』のダンスブレイクでのヒットやアイソレーションの正確さは、幼い頃からダンスに励んできた彼の努力を裏付けている。また『CLAP』や『God of Music』のパート終わりで見せる渾身のスマイルに撃ち抜かれた人も多いはず。12人の“兄”たちを愛し、CARATが「僕の存在の理由」だとダイレクトに思いを伝える姿には頼もしさすら感じられた。
13人全員が輝きを放ち、大阪・東京の4日間で25.4万人のCARATを熱狂させたスタジアムツアー。4月29日に行われたSEVENTEEN BEST ALBUM「17 IS RIGHT HERE」発売記念グローバル記者会見では、新たなアルバムや世界ツアーなど今後のスケジュールを続々と予告していただけに、次はどんな魅力を発揮してくれるのか期待が高まる。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
SEVENTEEN“13人完全体”日産スタジアム公演で輝かせた魅力 メンバー別に徹底解説<SEVENTEEN TOUR 'FOLLOW' AGAIN TO JAPAN>
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