おむすび専門店「おむすび 和(nico)」が5月14日、二階町商店街にオープンして3カ月がたった。(姫路経済新聞)

 店頭に並んでいる商品

 店主の松久温子さんは複合商業施設で24年間勤務した後、念願のおむすび専門店開業を目指して市内のおにぎり店で半年間修業を積み、2月14日、オープンにこぎ着けた。店名の「nico」は、「店頭に並んだおむすびを笑顔で選んでもらえるように」という願いを込めて名付けたという。

 粘りが強く甘みが感じられる米「兵庫産ぴかまる」に淡路島の「藻塩(もしお)」を合わせ、固めで色が濃い「瀬戸内海苔(のり)」を使う。松久さんは「ふんわり握った米にのりを巻き、口の中で米の粒感を楽しめるのが特徴」と話す。

 商品は、「塩むすび」(170円)、「おかか」「高菜」(以上220円)、「紀州南高梅」「ツナマヨ」(以上250円)、「焼きたらこ」「紅鮭(べにざけ)」(以上280円)、「天むす」(300円)、「豚汁」(200円)など定番の12種類に加え、「だし巻き卵」(220円)などの変わり種も用意する。今後も新商品を開発していく予定だという。

 松久さんは「姫路城近くとはいえ、東西に伸びる二階町商店街の平日は人通りがやや少ない。当店のおむすびをきっかけに商店街に足を運んでほしい」と呼びかける。

営業時間は10時〜15時(木曜は12時〜)。火曜定休。