川越奏和奏友会吹奏楽団の「第46回定期演奏会」が6月2日、ウェスタ川越大ホールで開催される。(川越経済新聞)

 同楽団は川越市を拠点に地域密着の演奏活動を行いながら、全日本吹奏楽コンクール全国大会では昨年度も含め20回の出場し、16回の金賞と4回の銀賞を受賞している。その功績や地域に根差した活動が評価され、2018(平成30)年には川越市文化賞を第1号団体として受賞している。

 同演奏会は「団員の音楽表現をより高め、吹奏楽の可能性を広くアピールする」ことをコンセプトとし、川越市出身のソプラノ歌手の登川直穂子さん、指揮の佐藤正人さん、副指揮者の萩原亮彦さん、司会の水野潤子さんを迎える。登川さんは10年間、ローマに拠点を活動していた。イタリア軍主催のコンサート、東京芸術劇場「蝶々夫人」に出演するなど、幅広く活躍している。

 第1部では、スイスのルガーノで行われた国際吹奏楽作曲コンクールで1位を受賞した「彩をえがく鳥」や「風がきらめくとき」「三日月に架かるヤコブのはしご」、第2部では、オペラを代表する没後100年の作曲家ジャコモ・プッチーニの「トスカ(第1〜3幕より)」「ジャンニ・スキッキ」「蝶々夫人」「ラ・ボエーム」を演奏する。

 同楽団の川島さんは「オペラファンにも吹奏楽ファンにも必聴のプログラム。ぜひ、お越しいただければ」と話す。

 13時開場、13時30分開演。チケットは全席自由で、一般=1,000円、高校生以下=500円、未就学児入場不可。