企画展「富士山の『合目(ごうめ)』のハナシ」が4月27日から、静岡県富士山世界遺産センター(富士宮市宮町)で開催されている。(富士山経済新聞)

 富士山の各登山道のうち継続して利用されている、静岡県側の「富士宮ルート」「御殿場ルート」「須走ルート」、山梨県側の「吉田ルート」について、絵図や絵はがきなどを交えて紹介する。

 5月18日・19日、6月8日・9日は担当研究員によるギャラリートークも行う。

 同センター担当者は「江戸時代の途中から使われ始めたとされる『合目』の標記。各登山道の各合目の標高は同じではなく、同じ登山道でも時代によって何度も付け替えられてきた。謎の多い富士山の合目の話、誰かにきっと話したくなるトリビアを学んでほしい」と話す。

 開催時間は9時〜17時。企画展開催中の休館日は5月21日。観覧料は300円(15歳未満、70歳以上、学生、障害者無料)。ギャラリートークは10時30分、13時30分(事前申し込み不要)。6月9日まで。