和食居酒屋「想食家 むっしゅあずま」(福津市西福間1、TEL 0940-43-4231)が5月1日、オープン20周年を迎えた。(宗像経済新聞)

 「クエコース」(写真提供=むっしゅあずま)

 両親が経営していた洋食店の夜営業で創作料理を提供していた東勝さんが、両親から店を引き継ぎ、和食居酒屋として再スタートした同店。

 これまでさまざまなジャンルの料理経験を積んできたという東さんによると、店名は、フランス語で男性への敬称として使う「ムッシュ」を和食店営業することからひらがな表記に変え、自身の名字を冠したという。

 席数は、座敷席40〜45席、カウンター席8席。現在、主に調理を担当する店長の倉員(くらかず)幸治さんのお薦めメニューは、「クエコース」(1人前6,600円〜)、すり身からオリジナルで作る「さつま揚げ」(649円)。「柔らかくて、フワっとした食感が好評」と倉員さん。「いけす料理、漁師直送のイカの姿造りも人気」とも。

 看板メニューの「名物おやじのカレーライス」(880円)は、東さんの父親から引き継いだメニューで、タマネギ、マッシュルーム、レーズンを混ぜたバターライスが特徴。カレールーには別で煮込んだ肉の塊を入れる。テイクアウト販売にも対応する。

 倉員さんは「コロナ禍で大変な時期もあったが、仲間に助けられた。20周年は通過点。この先もお客さまに来てもらえるよう努力し続けたい」と意気込む。

 営業時間は18時〜。