サウナやカフェなどがある観光施設「しお活HARBOR(ハーバー)」(平生町佐賀)が、佐賀漁港近くにオープンして1カ月がたった。(周南経済新聞)

 しお活HARBORのサウナスペース

 まちづくり事業や不動産賃貸業事業を営む金鋼石(周南市徳山)と地域活性化事業を展開する「ファウンディングベース」(東京都世田谷区)が共同で運営する。海底から湧く塩水を活用して心と体を整えてもらうという「しお活」をテーマにサウナ、カフェなどを営業するほか、今夏には敷地内のトレーラーハウスで宿泊サービスの提供を予定する。県が行う観光体験コンテンツ創出支援事業の補助金5,900万円を活用し、4月6日にオープンした。

 サウナは海沿いにたる型個室サウナ「バレルサウナ」6台を用意。海底湧水を注ぐたる型の水風呂も6台を設置する。サウナでは、熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させるセルフスタイルのロウリュウを提供。定員は4人。要予約で利用料金は1人=2,500円(90分)。利用客には水着やTシャツ、短パンを着用してもらう。シャワーは屋外と更衣室内に用意する。

 店内のカフェスペースでは、海底湧水から作った塩を使う料理や、海底湧水でといだコーヒー豆を天日干ししてから焙煎(ばいせん)したコーヒーなどを提供する。提供するのは、「海底湧海水唐揚げ」(大=700円、小=450円)、「唐揚げカレー」(1,200円)、「しおピザ」(1,300円)、「しおむすび」(150円)、「しおむすび&唐揚げ」(550円)、「しおチーズケーキ」(500円)、「コーヒーゼリー」(450円)、「しお焙煎コーヒー」(500円)、ソルティーソーダ(550円)など。屋外スペースでは、肉3種盛りと季節の焼き魚介、海鮮アクアパッツァなど5品を用意するバーベキュー(1人=5,000円、要予約、2人から)も提供する。

 スタッフの川村真愛子さんは「まだ1カ月しかたっていないが、サウナは家族や友達同士でゆっくりプライベートな空間を楽しみ、リピートしてくれるお客さまも多い。眺望をほめてくれ、特に夕方は日が目の前に沈んでいくようなイメージで感動したと喜んでいる」と笑顔で話す。

 営業時間は、サウナ=10時〜21時30分、カフェ=11時〜18時30分。火曜定休。