育児や介護などの事情で退職を余儀なくされた警察官を再採用する宮崎県警の新制度で、元奈良県警巡査の兼松龍一さん(35)=西都市出身=が本年度初めて採用された。一度は諦めた刑事になる夢を再び追い、県警察学校で一回り年下の同期生と共に日々の訓練に汗を流している。兼松さんは「一から鍛え直して、心身共に強い警察官を目指したい」と熱意に燃えている。