石川県野々市市の運転代行業者が、新型コロナの雇用関係助成金1800万円余りを不正に受給していたと、石川労働局が明らかにしました。

野々市市新庄の運転代行業者「かなざわ代行運転」は、実際には従業員を雇用していないにも関わらず、雇用し休業したと見せかけて、うその書類を作成し、新型コロナで事業縮小を余儀なくされた企業に支払われる緊急雇用安定助成金を不正に受給していました。

不正受給は2021年1月から2022年12月にかけてのおよそ2年間で1842万円余りに上ります。石川労働局が全額の返還を求めていますが、かなざわ代行運転は納付計画を策定していて、これまでに返還できていないということです。

石川労働局管内での不正受給は、新型コロナの特例以降で21件・6億5742万円余り上ります。