能登半島地震による道路の崩落などで金沢方面への通行止めが続くのと里山海道と能越自動車道について、国土交通省は23日、一部の区間を除き、7月末までに対面での通行を再開すると発表しました。

金沢市と輪島市を結ぶのと里山海道と能越自動車道は、地震によって多くの箇所で道路が崩落したため、通行止めが続いていましたが、3月15日までに輪島方面への全線で片側通行が再開されていました。

一方、現在も復旧工事が続いているのと里山空港ICと徳田大津ICの間の金沢方面へ向かう車線について、国土交通省は、7月末までに対面での通行を再開すると発表しました。ただ、穴水インター近くの能登大橋は、橋を支える盛り土が崩落したため、復旧に時間がかかり、当面の間、片側交互通行となる予定です。

このほかの区間についても、土砂が崩落した箇所を迂回するための急カーブや坂道があり、国交省は、今後警察と調整して速度を規制する可能性があるとしています。