長野県中野市で、住民と警察官合わせて4人が殺害された事件から、25日で1年。

2023年5月25日の夕方、中野市江部でウォーキングをしていた竹内靖子さん(当時70歳)、村上幸枝さん(当時66歳)が男にナイフで刺されて死亡しました。

さらに通報を受けてパトカーで駆け付けた中野警察署の池内卓夫さん(当時61歳)、玉井良樹さん(当時46歳)も猟銃やナイフで襲われ、死亡しました。

その後、自宅に立てこもっていた青木政憲被告が逮捕され、精神鑑定を経て去年11月、殺人の罪で起訴されました。裁判は始まっておらず、真相はわらなないままです。

25日の現場。警察官2人が襲われた場所は立ち入り禁止になっていますが、近くに花束が置かれていました。

被告の両親が自宅脇に建てた観音像にも「ご冥福をお祈りします」と書かれた新しい花束が手向けられていました。

訪れた住民の女性は「被害者の女性は同年代。刺されていなければ、もっと生きられていた。衝撃が大きい。なぜ、こんなことをしたのかと思う」と語りました。

発生から1年。
地域住民の悲しみは癒えていません。