三菱ケミカルグループの植物由来バイオエンジニアリングプラスチック「デュラビオ」が、ホンダが手がける2輪車の大型アドベンチャーモデル「CRF1100Lアフリカツイン」のフロントスクリーンに採用された。植物由来のバイオエンプラが2輪車用の透明フロントスクリーンに採用されるのは、世界初だという。走行風の防御などフロントスクリーンに必要な機能に対し、デュラビオの特性が評価されて採用につながった。

デュラビオは再生可能な植物由来原料「イソソルバイド」を用いて作られるバイオエンプラ。高耐候性、耐傷付き性、透明性に優れる点が特徴。原料となる植物が成長過程で二酸化炭素(CO2)を吸収するなど、環境負荷低減にも貢献する。自動車の内外装部品に加え、光学・電子デバイス部材、日用雑貨など幅広い分野で採用されている。


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