<高校野球春季北海道大会:駒大苫小牧7−0室蘭東翔>◇9日◇室蘭地区予選◇苫小牧・とましんスタジアム

駒大苫小牧が春の初戦をコールド勝ちで飾った。チーム計12安打の猛攻で一気に勝負を決めた。

今年は04年に夏の甲子園で道勢初優勝を果たしてから20年の節目。当時主将として歓喜の輪にいた佐々木孝介監督(37)は「(西暦の1桁が)4ってつくと思い(出し)ますよね。個人的にはまた(甲子園に)というのはあるんですけど、生徒にとっては毎年が勝負。今の生徒と一緒に甲子園で勝ちたいという思いは、ずっと持っています」と、聖地への思いを口にした。

「1番遊撃」の主将・小林航太郎内野手(3年)は2回に適時二塁打を放ち、1安打2打点を挙げた。初Vの当時はまだ生まれていなかったが、「野球を徹底してやる学校というイメージがあった」と入学した。夏に向けては「まず春優勝して、夏は必ず甲子園に出場する。自覚を持ってやっていきたい」と意気込みを新たにしていた。