J1アビスパ福岡はガンバ大阪戦(3日午後4時キックオフ)、川崎フロンターレ(6日午後2時キックオフ)とホームのベスト電器スタジアムで2試合を戦う。

 中2日の過密日程に長谷部監督は「中2日はコンディションづくりが難しい。(選手に)頑張ってもらおうという気持ちと休んでもらう形をうまく(組み合わせて)選択していきたい」とメンバー選考に頭を巡らせた。

 そんな中、長谷部監督が「助かります」と信頼を寄せたのが、今季公式戦全11試合出場の岩崎悠人だ。開幕から前線のシャドーストライカーを務めていたスピードスターは、前節のアウェー東京V戦で初めてウイングバックで先発。攻守に存在感を見せた。

 「連戦の中で、違うポジションができるとチームに厚みができる。複数ポジションができるというのは、1試合の中でも変えられることもできるので本当にそういう能力には助かります」

 岩崎は今季、鳥栖から移籍。長谷部監督は「攻撃だけじゃなくて守備も、ものすごく強度高くできる。チームのスタイルに短い期間でアジャストしてプレーしてくれてるので非常に助かってます」とこれまでの働きをたたえた。

 ただ、注文もある。「あとはアシストと得点のどちらかを…」と笑顔を見せてこう予言した。「いいところに入ってこれてはいるのでね。(得点に絡むのは)時間の問題だと思いますよ」

(向吉三郎)