◆西武―ソフトバンク(4日、ベルーナドーム)

 西武が相手のミスに乗じて逆転に成功した。

 0―1と1点を追う2回。先頭の佐藤龍が中前安打で出塁。積極的な攻めで外崎の2球目にエンドランを仕掛けた。だが、外崎が空振りし、佐藤龍は二塁でタッチアウト。これで一度はチャンスが消えたが、外崎の平凡な三ゴロを処理した栗原が一塁へ悪送球して外崎が出塁。ここから西武打線が粘りを発揮した。

 2死一塁から古賀が中前打を放ち一、二塁とすると、長谷川がしぶとく右前に運んで同点。本塁のクロスプレーの間に走者2人が進んだ二、三塁で続く金子が中前適時打を放ってさらに2点を追加した。

 4月16日に出場選手登録されて1軍に初合流した長谷川は、今季15試合目、39打席目で初打点を挙げた。「打ったのはチェンジアップ。チャンスの場面だったのでボールを見過ぎずに思い切りいきました。得点につながってうれしいです」。勝ち越し打の金子は「ハセ(長谷川)がチャンスで打ってくれて、その流れについていくことができました」とそれぞれコメントした。