蛙亭・イワクラと吉住が、現代社会の“心が疲れきった大人たち”にそっと寄り添うトークバラエティ『イワクラと吉住の番組』。

5月14日(火)の同番組では、MCやゲストが愛しているモノの“中の人”に手紙で質問し、その返事を紹介する人気企画「拝啓、中の人」を放送。

今回はレジェンド漫画家・あだち充氏が、あだち作品の大ファンである中谷(マユリカ)&辻(ニッポンの社長)の熱い質問に直筆で答え、知られざる秘話を明かした。

不朽の名作『タッチ』をはじめ、『H2』『ラフ』『クロスゲーム』、そして現在連載中の『MIX』など、スポーツを題材にした青春漫画を数多く生み出してきたあだち氏。

その作品の特徴といえば、会話劇で差し込まれる表情や風景だけのカットなど、多くを語らない“行間を読ませる”演出が挙げられる。

「そのような表現はどのように思いつくのですか?」という中谷の質問に、あだち氏からは「読者の想像力を信じ切ったひねくれ漫画家のなせるワザ」という粋でシンプルな回答が。

さっそくの“らしい”言い回しに、辻は「もう(『H2』の)比呂じゃないですか」と感激する。

さらに「キャラクターに自分の性格などは反映されたりする部分があるのでしょうか?」、「最も気に入っている男性キャラ&女性キャラクターは誰ですか?」など踏み込んだ質問に対しても、「基本的には自分の性格ですが、AB型なので多重人格のあだち充がおりまして…」、「えこひいきはしません」と軽妙洒脱なあだち節が全開だ。

これにはスタジオ大興奮で、MCの吉住はもちろん、あだち作品にあまり触れたことのないイワクラ&ゲストの田村保乃(櫻坂46)もユーモラスで愛すべきあだち氏の人柄にすっかり魅了されていた。

◆好きな女性芸能人は?

そんななか、『タッチ』の浅倉南をはじめ、魅力的な女性キャラクターを数多く生み出してきたあだち氏に、「好きな女性芸能人はどなたなのでしょうか?」と中谷が質問。

「あまりにもヒロインが魅力的すぎるから。理想の人がいたりして、そこからもらっているエッセンスもあるのかなという質問ですよ。(朝倉)南ちゃんにモデルがいたのかとか」と意図を説明する。

これにあだち氏は「女性キャラに影響を与えた人? 物心ついてから今日まで名前をあげたらキリがない(現在も増員中…)」とこれまた粋に回答した。

田村はこの言葉に「素敵」ととりこになった様子で、「これを聞いていると、あだち先生の学生時代、男性も女性にもモテてしまわないですか?」と感心する。

すると、「先生はかなり恋愛マスターなのでしょうか?」という、辻が送った直球の質問が読み上げられる。

スポーツ漫画としてはもちろん、恋愛漫画としても魅力的な作品を作り続けてきたあだち氏だけに、どんな恋愛をしてきたのか気になるようだ。

しかし、あだち氏本人はこの質問に「――なワケねぇだろ!」とまさかのツッコミ! 唯一無二のあだち節に、スタジオは爆笑&拍手喝采だった。