広島カープは、前日の雨天中止をはさみ、9日ぶりとなったマツダスタジアムで首位・阪神との試合に臨みました。

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久しぶりの地元で勝って貯金生活に入りたいカープの先発は、防御率リーグトップの 床田寛樹 。1回、絶好調の猛虎打線を相手に鮮やかな三者凡退でリズムを作ります。

そのウラ、阪神の先発は、前回の対戦で7回2安打無失点に抑えられた 村上頌樹 。最初のバッターは、4試合連続ヒットと好調の 秋山翔吾 。その初球でした。本人が「きょうは腹をくくって初球から思い切っていった」と語る打球は、カープファンの待つライトスタンドへ。秋山の今シーズン1号、通算22本目の先頭打者ホームランによる盛大な幕開けで、雨の中、集まった2万8000人も「きょうはいける!」の大歓声。

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ところが直後の2回、床田は、フォアボールで出したランナーを返され、あっという間に同点に追いつかれます。本調子ではない床田でしたが、菊池涼介 がいつもどおりのファインプレーで後押しします。

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まずは3回、滑り込んだ菊池がうまく体勢を立て直して的確に送球。

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さらに1点を追う5回にも菊池が追いついて、しっかり送球。着実にアウトを重ねていきます。

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一方、床田は、6イニングで2つの申告敬遠を含む6つの四死球と、自己ワーストを記録し、3失点。本人も「ストライクがほしいときになかなかストライクに入らなかった」とくやしさをにじませます。

床田寛樹 6回 球数109 被安打4 四死球6 失点3

この日のファインプレーは、菊池以外にこの人も…。

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今シーズン2度目のスタメン出場、ファースト・松山竜平 が、痛烈な打球に横っ飛びで飛びつきます。活躍するのは代打だけじゃない―。ガッツあふれるプレーを見せます。

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しかし、床田の後を受けた 益田武尚 と 黒原拓未 も制球に苦しみ、30日はチームで四死球10、7点を奪われると、打線も奮わず、阪神・村上に1失点完投を許し、チームは再び借金1となりました。(広島 1-7 阪神)