中国メディアの澎湃新聞によると、電子商取引(EC)サイト「淘宝網(タオバオ)」の「上海ディズニーチケットサービス」という名称の店舗で、パークチケットや12のアトラクションで利用できる有料版ファストパス、ツアーガイドなどが付いた「豪華セット」を購入した杭州市の女性が「だまされる」ということがあった。

記事によると、女性は入園当日、商品の受け取りを確認した上で五つ星評価を付けなければ入園できないと言われ、さらに入園後にガイドから有料版ファストパスはアクティベーションできないと告げられ利用できなかった。

女性は警察に間に入ってもらい、店舗に対し、返金と宿泊費の補償を求めたが拒否された。さらに店舗側から自宅に人を派遣してストーキングさせるなどと脅されたという。


店舗側は、澎湃新聞の取材に対し、「その件については覚えていない。本人に聞いて」とだけ言って電話を切ったという。

記事は「この女性が遭遇したことは個別事例ではない。同様にだまされた経験をSNS上で共有している人も少なくない」とし、弁護士の話として、店舗側の行為は虚偽宣伝や消費詐欺に当たる可能性があると伝えた。(翻訳・編集/柳川)