Shinji Kitamura

[東京 30日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の156円後半で取引されている。休暇明けの東京市場は買いが優勢となり、ドルは156円後半と前日安値から2円超上昇した。

ドルは朝方の156円前半から後半へじり高となった。介入観測が飛び交った前日の乱高下後も「下値でドルを買いたい向きは多い」(FX会社)状況は変わらず、個人や実需などが買いに動いたという。

しかし、157円前半に達すると買いは失速し、156円後半へ反落した。前日夕方、157円台へドルが切り返した途端にまとまった売りが入り、154円台まで大きく押し下げられたこともあり、上値を買い上がる動きは限られている。

前日の神田真人財務官に続き、この日は岸田文雄首相が「為替相場の動向、介入については、その有無も含めてコメントは差し控えるのが政府の申し上げているところだ。これについては以上だ」と発言。円買い介入に関するコメントを控えた。

日本が祝日だった29日の外為市場では、ドルが午後にかけて160円前半から154円前半まで5円超急落し、為替介入の可能性があるとの声が広まっていた。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 156.79/156.84 1.0699/1.0700 167.68/167.72

午前9時現在 156.33/156.35 1.0714/1.0715 167.40/167.45

NY午後5時 156.34/156.35 1.0719/1.0723 167.57/167.61