[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米国株式市場は1─2%下落して終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を翌日に控え、この日発表の経済指標で示された雇用コスト上昇や消費者信頼感の低下が意識された。    

1─3月期の米雇用コスト指数は前期比1.2%上昇と、予想以上の上昇率となり、賃金上昇圧力が高まっていることが示された。また、4月の消費者信頼感も低下し、約1年半ぶり低水準となった。

5月1日まで2日間の日程で開かれるFOMCでは、金利据え置き決定が予想されている。

テスラ、アルファベット、エヌビディア、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなど、巨大テック7社「マグニフィセント・セブン」の大半が下落した。

このほかの個別銘柄では、GEヘルスケアが下落。同社の第1・四半期収益はアナリスト予想を下回った。一方、3Mは四半期利益が予想を上回り上昇した。

製薬大手イーライリリーは通期利益予想を上方修正したことに支援され上昇した。ペイパル も通期調整後利益予想を上方修正し上昇した。

LSEGのデータによると、米S&P総合500種指数採用企業でこれまでに第1・四半期決算を発表した265社中、79.2%でアナリスト予想を上回った。長期平均は67%。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 37815.92 -570.17 -1.49 38337.40 38337.40 37810.12

前営業日終値 38386.09

ナスダック総合 15657.82 -325.26 -2.04 15920.89 15979.36 15655.67

前営業日終値 15983.08

S&P総合500種 5035.69 -80.48 -1.57 5103.78 5110.83 5035.31

前営業日終値 5116.17

ダウ輸送株20種 14909.51 -304.05 -2.00

ダウ公共株15種 893.03 -3.89 -0.43

フィラデルフィア半導体 4673.30 -92.49 -1.94

VIX指数 15.65 +0.98 +6.68

S&P一般消費財 1420.81 -38.76 -2.66

S&P素材 558.16 -10.28 -1.81

S&P工業 1028.09 -17.15 -1.64

S&P主要消費財 805.51 -3.37 -0.42

S&P金融 671.09 -6.49 -0.96

S&P不動産 226.77 -4.26 -1.85

S&Pエネルギー 714.95 -21.28 -2.89

S&Pヘルスケア 1634.44 -1.82 -0.11

S&P通信サービス 277.98 -4.20 -1.49

S&P情報技術 3612.61 -79.92 -2.16

S&P公益事業 338.80 -1.97 -0.58

NYSE出来高 12.37億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 38190 - 280 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 38165 - 305 大阪比