Nelson Bocanegra

[ボゴタ 30日 ロイター] - コロンビア中央銀行は30日の会合で、政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き下げて11.75%とすることを決めた。利下げは昨年12月の利下げ開始以降4回目で合計幅は150bpとなった。

政策委員のうち5人が50bpの利下げに投票し、1人は75pb、もう1人が100bpの利下げを提案。結局、ロイターが先週公表した市場関係者の予想と一致する利下げ幅になった。

中銀のビジャル総裁は「政策委員会は成長を後押しする政策金利の引き下げを継続する一方、2025年半ばまでにインフレ率を目標に収める目的に沿った政策姿勢を維持する」との声明を読み上げた。

また中銀の事務方は、今年の成長率予想を前回の1.1%から1.4%に上方修正した。

中銀によるアナリスト調査では、今年のインフレ予想は4.6%と変わらず。ロイターが26日に行ったアナリスト調査では、年末のインフレ率は5.67%と予想されている。

政策委員のオルガ・ルシア・アコスタ氏は最近ロイターに対し、利下げを加速できると確信しているが、後戻りしないように慎重さが重要だとの認識を示した。