[ストレーザ(イタリア) 25日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのパネッタ・イタリア中銀総裁は25日、インフレ率が低下し金融緩和の条件が整いつつあることから、ECB内で利下げの必要性のコンセンサスが高まっていると述べた。

主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の閉幕後に会見し「利下げの可能性について、かなり一般的なコンセンサスが得られたように思う」と語った。

ナーゲル独連邦銀行(中銀)総裁は24日、ユーロ圏内での賃上げは特に懸念される状況ではなく、ECBは6月の会合で利下げにふみきるべきとの認識を示した。

パネッタ氏は、インフレ率は全ての主要経済分野で低下し、金融安定に対するリスクは後退していると指摘。共通の基調が示されていると述べた。