Felix Light

[トビリシ 2日 ロイター] - 欧州連合(EU)と米国は2日、旧ソ連ジョージア議会で審議が進むスパイ法案を非難した。現地では市民の抗議デモが続いている。

法案は、外国から資金提供を受ける団体をスパイと同義の「外国の代理人」に指定する内容。

与党「ジョージアの夢」は、透明性確保の点で法案が必要と説明するが、反対派はロシアで同様の法律が言論弾圧に使用されているとし「ロシアの法律」と呼んで非難している。

欧州連合(EU)欧州委員会のクープマン拡大局長はトビリシで会見し、同法案がジョージアのEU加盟の「深刻な障害」になると警告した。

米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は会見で「言論の自由を損ねかねない法案について深く懸念している」と述べた。

ジョージア議会では審議手続きの3回の読会のうち、2回目を1日に終えた。最終の読会は約2週間後に行われる見通し。