Luc Cohen Jody Godoy

[ニューヨーク 9日 ロイター] - トランプ前米大統領が不倫の口止め料を不正に処理したとして罪に問われている裁判で9日、不倫相手だったとされるポルノ女優のストーミー・ダニエルズさんが再び出廷し、性行為に関する証言に矛盾があるとするトランプ氏の弁護団に対し捏造を否定した。

ダニエルズさんは7日の証言で、2006年にネバダ州レイクタホで開催されたゴルフトーナメントでトランプ氏からホテルのスイートルームに招待され、性的関係を持ったと説明。その際、トランプ氏がドアをふさいでダニエルズさんが部屋から出られないようにしたなどと主張した。

トランプ氏の弁護団は、ダニエルズさんの性的関係に関する詳細な証言は事件と無関係な領域に踏み込んでおり、陪審員に偏見を与えると主張。また、ダニエルズさんに「全部作り話なのではないか」と尋ねる場面もあった。

これに対し、ダニエルズさんは「私の証言が変化したと言わせようとしているが、変わっていない」と自らの主張が正しいと訴えた。