Colleen Howe

[北京 27日 ロイター] - 27日アジア時間の原油先物はほぼ横ばい。来月2日に開催される石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の会合が待たれている。

0036GMT(日本時間午前9時36分)時点で、北海ブレント先物7月限は0.11ドル高の1バレル=82.23ドル。より活発に取引されている8月限は0.13ドル高の81.97ドル。

米WTI原油先物は0.13ドル高の77.85ドル。

この日は米国と英国が祝日のため、比較的薄商いとなる見込み。

OPECは24日、次回のOPECプラス閣僚会合について、6月2日に延期しオンラインでの開催に変更したと発表した。

会合では現在実施している6月末までの日量220万バレルの自主減産を今年後半も継続するかどうかを協議する。関係筋によると、継続される見通しという。

ANZのアナリストは北半球が夏に入りドライブ旅行のピークシーズンを迎える中、ガソリンの使用量に注目している。

リサーチノートで「米国の休暇旅行はコロナ後の最高を記録すると予想されるが、燃費効率改善と電気自動車(EV)の普及により、石油需要は引き続き軟調となる可能性がある」と指摘。その上で、航空旅行の増加がそうした影響を相殺する可能性もあると述べた。