[25日 ロイター] - チリ中部で130人以上の死者を出した今年2月の森林火災を巡り、現地の検察当局は森林に故意に火を付けた容疑でボランティアの消防士と農業省森林公社(CONAF)の職員を拘束したと発表した。

CONAF職員が放火を首謀し、消防士が実行した疑いが持たれている。検察は容疑者らが森林火災の発生に最適な気象条件を把握していたことを示す証拠も入手したと述べた。

当局は、2月2日に最初に火災が発生した4つの場所で、たばことマッチで作られた発火装置も見つけた。

検察当局のXへの投稿によると、容疑者の消防士は火災現場の地域で過去に発生した6件の火災にも関与していことが明らかになった。

チリの災害でこれほど多くの死者が出るのは2010年の地震で約500人が死亡して以来だった。