開通直後から立て続けに交通事故が起きた新たな道路で、横断歩道に信号機を設置する動きが出ています。

4月19日、熊本県西区上熊本(かみくまもと)の県道・熊本田原坂線から島崎トンネルまでの2.1キロをつなぐ、熊本市の新たな都市計画道路が開通しました。

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しかしその3日後、車4台が絡むものなど、交通事故が同じ日に2件立て続けに発生したのです。

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記者「こちらの交差点で、新しい道路を直進してきた車と脇道から出ていた車が衝突しました。現場の車止めは根元から折れ曲がっています」

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開通前から上がっていた安全確保を求める声が改めて地元から寄せられたことを受け、きのう(5月14日)大西市長が方針を示しました。

熊本市 大西一史市長「横断歩道への信号の設置を早期に実施していただくよう、私の方からも交通管理者である熊本県警に対してお願いをしたいと考えています」

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開通した区間には信号機のない横断歩道が3か所あります。市はこのうち1か所に信号機の設置を検討するということです。

記者「信号機の設置が検討されるのはこちらの横断歩道です。車の流れが途切れないため、現在、向こうへ横断するには注意が必要です」

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近くに住む人「あそこの信号は怖いです。実際に渡ったことあるんですけど、信号はあった方がいい」

しかし、残る2か所は設置の検討対象にはなっていません。

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これについて市は、「幹線道路に信号が増えると車の流れに影響が出るため」としています。