企画展に出品したサマンサ・デナラインさん(右から3人目)とテレーサ・アントネリス教授(同6人目)、学生代表の福島龍聖さん(同2人目)ら=佐賀市の佐賀大美術館

 佐賀大と提携する米ペンシルベニア州のスリッパリーロック大(SRU)の教授と学生による初めての企画展が、佐賀市の佐賀大美術館で開かれている。カラフルなアクリル画や立体デザイン、ペン画などが展示されている。17日まで。

 SRUのテレーサ・アントネリス教授、佐賀大との交換留学プログラムの留学生サマンサ・デナラインさんらが出品した。サマンサさんは作品全体を一つの店に見立てた「Chi−Mart」で、商品のパッケージを細かく再現。テレーサ教授は呼吸や自然をテーマに、多くの画材を使った抽象的なドローイング作品を並べる。

 SRUに留学した福島龍聖さん=教育学部4年、梶原みなもさん=農学部4年=らが企画した。会期中にSRUの学生15人が会場を訪れ、交流を深めた。福島さんは「展示をきっかけに、国際的な関心や留学を志す学生が増えてくれたらうれしい」と話した。

 観覧無料。午前10時〜午後5時(17日は正午まで)。(坂本有佐)