脳卒中や事故などの後遺症で、話したり読んだりすることが難しくなる失語症の人の意思疎通を助ける支援者の養成研修が7月7日から、小城市のゆめぷらっと小城で始まる。11月17日まで全9回。支援者として活動する意欲がある人を対象に受講者を募っている。

 話す、聞く、読む、書くといったことが難しくなる失語症者の症状を理解した上で、コミュニケーションや外出同行をサポートする「失語症者向け意思疎通支援者」を養成する。研修は座学と実習で計40時間あり、実習は買い物の同行支援を予定している。

 佐賀県言語聴覚士会が県の委託を受けて実施し、今年で6回目。これまで約60人の支援者を養成し、ニーズに応じて派遣している。

 テキスト代の千円が必要。定員は20人で6月14日締め切り。問い合わせは同会、電話080(9109)3122。(円田浩二)