昨年の美味暮まんじゅう水上大会=武雄市武雄町(武雄市提供)

 2001年に始まった武雄市の町おこしイベント「美味暮(おしくら)まんじゅう大会」が、今年の2大会を最後に終了する。チームをつくってお尻で押し合うユニークさが人気を呼び、全国から参加者を集めた。6月2日には、このうち水に浮かべたマットの上で3人一組で力をぶつけ合う「水上大会ファイナル」が開かれる。

 昔の遊びにスポーツの要素を加えた“ニュースポーツ”として誕生した。11月の物産まつりのメインイベントとして開き、水上大会と合わせて年2回開催。多い時は全国から約60チームが集まったこともある。武雄市のゆるキャラ「美味暮マン」はこのイベントをきっかけに誕生した。

 水上大会は、同市保養村のほたる祭り会場で午後0時45分開始。大人の部24チーム、子ども(12歳以下)の部21チームが参加する。両部門ともに上位3チームを表彰し、総額30万円の賞金と豪華賞品を贈る。コスチューム賞もある。

 11月開催予定の物産まつりが、最後の美味暮まんじゅう大会となる。市観光課は「初開催から20年が経過し、観光振興の役割は終えた。思い出のある人も多いと思うので、11月の大会も含めて応援に来てほしい」としている。(澤登滋)