国民民主党の玉木雄一郎代表が6日、千葉県市川市のJR市川駅前で街頭演説会に参加し、有権者に支持を訴えた。今月下旬には同党の榛葉賀津也幹事長も公認候補の応援演説で千葉県に入り、次期衆院選に向けた準備を加速させる。

同党はいずれも新人で、衆院千葉5区(市川市の一部、浦安市)に岡野純子氏、7区(野田市、流山市)に平戸航太氏を公認候補として擁立する。玉木代表は6月の通常国会会期末での衆院解散・総選挙の可能性もあるとにらみ、この日は岡野氏のてこ入れに入った。

玉木代表は演説後、記者団に対し「岸田文雄首相は衆院解散をやりたがっている。所得税減税の効果を見極め、憲法改正を争点に、解散するという選択肢は消えていない」と語った。

立憲民主党が県内の14ある選挙区でまだ候補者擁立を決めていない新2区(八千代市など)、新6区(松戸市)、新11区(茂原市など)での擁立については「国民の間には『自民党の議席を減らしてほしい』との声がある。できるだけ多くの受け皿を作りたい」と語った。既に立憲民主党が擁立を決めた選挙区での野党共闘については「連合千葉とも相談し、よく調整したい」と述べた。