NHKの情報番組「あさイチ」(月〜金曜前8・15)のMC陣が2日、連続テレビ小説「虎に翼」(月〜土曜前8・0)の感想を語る「朝ドラ受け」を行った。

この日、放送された「虎に翼」第67回について鈴木奈穂子アナウンサー(42)が「朗読もよかったですもの。すごくよかった序文が」と指摘すると、お笑いコンビ、博多華丸・大吉の博多大吉(53)は「星長官…。こんな悲しんでいいのかなというぐらい、そういえば思い出がないなと思って」と苦笑していた。

★第67回あらすじ

最高裁長官を務める星朋彦(平田満)の著書「日常生活と民法」の改稿作業の手伝いを頼まれた寅子(伊藤沙莉)は休日返上で引き受けた。寅子が長官室を訪ねると星は急用で不在。彼の息子で横浜地裁の判事である航一(岡田将生)と2人で改稿作業を進めることになった。穏やかだが考えていることが全く読めない航一の態度に戸惑いながらも、寅子は仕事を離れて法律と向き合える改稿作業を楽しんだ。

改訂版最終確認の日、表紙のゲラ刷りには、星親子と並んで寅子の名が印刷されていた。寅子は恐縮しつつ、いつか法律の本を出すことを夢見ていた亡き夫・優三(仲野太賀)のことを思い出し、感極まって涙ぐんだ。寅子の感激する様子を見て、航一はそんなに喜んでもらえるなら父も「出涸らし」冥利に尽きると言った。

寅子の恩師・穂高重親(小林薫)に最高裁判事就任を頼んだのが朋彦で、自分たちのような人生を頑張り尽くした出涸らしだからこそできる役目であって、後進に残せることがあるのではないかと説得した経緯があった。遅れてやってきた朋彦は、自ら書き下ろした新しい序文を航一と寅子の前で朗読。朋彦は長い間、闘病生活を送っており、改訂版の出版を待たずにこの世を去った。