トランポリンで思い切り跳びはね、忍者さながらのスゴ技にも挑戦――。遊び感覚でスポーツを楽しめる「ニンジャ☆パーク 福岡ももち店」が6月14日、福岡市中央区の大型商業施設・マークイズ福岡ももちにオープンしました。福岡への出店は初めて。2028年ロサンゼルス五輪の新種目候補として注目される「パルクール」のコースもあり、担当者は「3世代でも楽しめます。気軽に利用してほしい」と呼びかけています。

筋肉番付やサスケで

 ニンジャ☆パークは、スポーツスクールなどを手がけるゴールドエッグス(東京)が運営。テレビ番組の「筋肉番付」や「SASUKE(サスケ)」などに携わったチームがプロデュースし、子どもから年配者まで、体力や好みに応じた遊びやトレーニングができます。関東を中心に展開しており、福岡は全国13店目となります。

 福岡ももち店は、店舗面積約500平方メートル。トランポリン、パルクールなど8エリアを備えます。スタッフ1〜4人が常駐し、体の動かし方や器具の使い方をアドバイスしたり、備品の高さの調整などをサポートしたりします。

話題のパルクールも

 各エリアの概要は次の通りです。スタッフの助言を受けたり、競技者のパフォーマンスを見せてもらったりする機会もあるそうです。

・パルクール
様々な障害物を乗り越えていく、フランス発祥のスポーツ「パルクール」の本格的な屋内コース。段差を飛び越えたり、棒の下をくぐったりしてコースを駆け抜けます。

・トランポリン
複数の四角いマスに区切られ、仲間と一定の距離を保ちながら、一緒に跳びはねることができます。

・ボルダリング
初級・中級・上級の各コースを用意。定期的に石の配置が変わります。

・跳び箱・モンスターボックス
体育の授業で使うような通常の跳び箱(最大12段)と、テレビ番組でおなじみの巨大跳び箱「モンスターボックス」(最大18段)があります。達成感が魅力で、脚力や跳躍力の向上にも役立つそうです。

・ニンジャスロン
サスケをつくったチームが製作した難易度の高いコース。上部のロープをつかんで腕の力だけで移動したり、両手足を壁に押し当てるようにして進んだり、忍者さながらの動きでゴールを目指します。

・ふわふわニンジャスロン
より幅広い人が“忍者”に挑めるエリア。やわらかいエア遊具で作られた全長14メートルのコースを、よじ登ったり滑ったりして進みます。

・そり立つ壁
脚力を使って駆け上がり、どの高さまで到達できるかに挑みます。

・キッズエリア
ロープでできたコースや、すべり台、ボールプールを備え、体力に応じて楽しめます。

「憧れに近づける!」

 オープン前に開かれた体験会で、福岡市早良区の小学4年、藤岡玲菜さん(9)は「高くジャンプしたり、ボールで遊んだりして、楽しかった。跳び箱で9段が跳べるように練習したい」と目標を見つけた様子。同市西区の小学2年、酒井麻菜さん(7)は「大好きな忍者に少し近づけた。ボルダリングもおもしろかった。また来たいです」と話していました。

 なお、初日から6月16日までは、パルクール競技者で日本選手権にも出場しているゴールドエッグス社員の西村渉さん(24)が福岡ももち店に来場する予定です。

 同店スタッフでパルクール競技歴5年の小西弘晃さん(20)は「福岡で本格的にパルクールができる場所は少ないですが、ここは内容も充実し、私たちがイチから教えられます。気軽に体験して、興味を持ってもらえたらうれしい」と話しています。

◆店舗概要
【店名】
ニンジャ☆パーク 福岡ももち店
【所在地】
福岡市中央区地行浜2-2-1 マークイズ福岡ももち 3階
【営業時間】
10:00〜21:00 (入場は19:30まで)
【料金】
≪初回登録料≫
500円
≪ビジター≫
90分プラン:平日1500円、土日祝など1800円
 (延長:30分ごとに500円)
フリープラン:1日パス4000円、ナイトパス3000円
≪月額会員≫
一般:8000円
親子セット:8000円
中学〜大学生:7000円