長野県内は、2日夜から3日明け方にかけて雨となり、県の西側の地域を中心に雨量が多くなるほか、4日も広い範囲で雨となる見込みで、気象台では、土砂災害に注意を呼びかけています。

長野地方気象台が2日午前6時半前に発表した、大雨に関する長野県気象情報によりますと、梅雨前線が、華中から西日本を通って東日本の太平洋側にのびていて、梅
雨前線は2日から3日にかけて東日本から北日本に北上し、4日はじめにかけて東日本に南下する見込みです。

このため、長野県では、2日夜から3日の明け方にかけて雨となり、県の西側の地域を中心に雨量が多くなる見込みです。

4日も前線や暖かく湿った空気の影響を受け、広い範囲で雨となる見込みです。

長野地方気象台では、これまでに降った雨により、地盤の緩んでいる所があることから、少ない雨量でも大雨警報を発表する可能性があるとしています。

6月30日午前4時の降り始めから7月2日午前6時までの降水量(アメダスによる速報値)は、
  王滝村御嶽山  277.0ミリ
  宮田高原    204.5ミリ
  松本市上高地  166.0ミリ
  木曽町木曽福島 138.0ミリ
  松本市奈川   127.5ミリ
となっています。

2日から3日にかけて予想される1時間降水量は多い所で、
  北部 20ミリ
  中部 20ミリ
  南部 20ミリ

2日午前6時から3日の午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  北部 50ミリ
  中部 50ミリ
  南部 40ミリ

その後、3日午前6時から4日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  北部 50ミリ
  中部 30ミリ
  南部 30ミリ
となっています。

気象台では、3日の未明から明け方にかけてと4日は、土砂災害に十分注意するよう呼びかけています。