裏金問題で自民党を離党した塩谷立衆議院議員が5月8日、地元・浜松市で会合を開きました。無所属での政治活動、そして次期衆院選への出馬の意欲も示し、街なかではその"準備"も見られました。

<野田栞里記者>
「こちらではいま、塩谷立議員が地元の支援者たちに向けた会合を開いています。自らの今後の進退について説明しているものとみられます」

地元・浜松市で支援者たちと顔を合わせた塩谷立衆議院議員。関係者によりますと、塩谷議員は会合の中で自身が受けた「離党」処分は不当に重いものだと理解を強く求め、次期衆院選に出馬する意欲も示したということです。

<塩谷立衆院議員>
「活動する以上、(次期衆院選も)出る覚悟でやりますが、無所属で出馬は大変厳しい、しかも逆風。それをいかに乗り越えられるかでしょうね。私はマスコミのみなさんに大変『お世話』になって、『悪者』のレッテルを貼られてますので、逆風でございます」

逆風の中でも、次の選挙に向け着々と準備を進めているようです。

<野田栞里記者>
「浜松市中央区、街のあちこちに貼ってある塩谷立議員のポスターです。もともと印刷されていた『自民党』の3文字は、龍のシールで隠されています」

4月26日時点のポスターと比べると右側にあった「支部長」の肩書を外しています。

前回の選挙では小選挙区で敗れ、比例復活した塩谷議員がこの先どのように自らの道を切り拓くのか注目されます。