柏レイソルは5月25日、J1第16節で川崎フロンターレと敵地で対戦している。

 この一戦で相手サポーターも唸らせる極上のプレーを披露したのが、パリ五輪世代のFW細谷真大だ。13分、柏は右サイド寄りの自陣中央付近でFKを獲得。キッカーのGK松本健太は、思い切ってゴール前にロングボールを供給する。

 これに抜け出した細谷は、背後からのボールを正確なトラップで足もとにピタリと止めた。距離を詰めていたGKチョン・ソンリョンに阻まれ、シュートまではいけなかったが、川崎側のスタンドからも「オー」と声が上がるほど、見事な動き出しとトラップだった。
【動画】U-23日本代表FW細谷が披露した華麗なトラップからの一撃!
 思い返せば、U-23日本代表の一員として出場した4月のU-23アジアカップ、準決勝のイラク戦での先制ゴールも、背後からのロングパスを華麗なトラップで止めた流れからネットを揺らしていた。

 川崎戦のワンプレーからも、武器であるマークを外す動きに加え、基礎的な技術の高さも改めて感じられた。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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