バルセロナに所属するロベルト・レバンドフスキが、スペイン紙『MARCA』のインタビューに対応。宿敵レアル・マドリーへの加入が決定的なキリアン・エムバペについて語った。

 エムバペは今月10日にSNSを通じて、パリ・サンジェルマン退団を発表。新天地はまだ明らかにしていないものの、マドリーでほぼ間違いないと見られ、正式アナウンスを待つだけの状態となっている。

 そうしたなか、ずばり、「エムバペのいるレアル・マドリーを恐れている?」と問われると、レバンドフスキは「まだ正式には決まっていないが、全ての道はレアル・マドリーに通じているようだ」と前置きしたうえで、名門バルサの一員として自信を覗かせた。

「恐れ? いや、もちろんないよ。明らかに信じられないような選手だし、彼がレアル・マドリーに行けば、とても強いチームになるだろう。でも僕らのメンタリティは、『どんなに良い選手がいても、チームとして力を合わせれば勝てる』というものでないと。最初の試合、最初の数分間から準備しなければならない。

 レアル・マドリードには時間が必要だろう。スタートが上手くいかず、勝点を落とすはずだ。僕らはそれを追いつくためではなく、追い越すために利用しなければならない。勝てなくても負けなかった2シーズン前のようにね」
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 マドリーは6月1日、自身がかつてプレーしたドルトムントと、聖地ウェンブリーでチャンピオンズリーグ決勝を戦う。無論、スタンスは明確だ。

「(ドルトムントを)応援するよ。ドルトムント時代にウェンブリーで決勝を戦った経験があるから、どんな感じか想像できる。雰囲気を覚えているよ。(今季で退団するマルコ・)ロイスにとっては最終戦だ。彼のレガシーになるかもしれない。もちろん、ドルトムントの成功を祈っている」

 来季への勢いをそいでもらうためにも、レバンドフスキは古巣の宿敵撃破を全力で願っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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