6月11日、広島で行なわれた北中米ワールドカップ・アジア2次予選最終戦、日本代表vsシリア戦はゴールショーとなった。

 13分に上田綺世が均衡を破ると、19分に堂安律が自慢の左足で2点目をねじ込み、21分には相手のオウンゴールを誘発して早々に試合を決める。後半も攻勢の手を緩めず、相馬勇紀と南野拓実が加点して5−0の快勝。日本は2次予選を6戦全勝で終え、24得点・無失点という圧巻のスタッツを叩き出した。
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 なんとか日本からポイントを奪って2位を死守したいシリアだったが、勝点は7のままで得失点差は−3にダウンした。ここで一気に逆転での2位通過の芽が出てきたのが3位・北朝鮮だ。敗れればジ・エンドの前節・シリア戦を1―0でモノにして食い下がった。そして日本vsシリア戦終了の1時間後にキックオフされた、中立地ラオスでの最下位ミャンマー戦。勝点6で得失点差+1の北朝鮮は、シリアが大敗したことを受けて、引き分けでも最終予選進出が決まる好環境にあったのだ。

 結果は4―1の勝利。前半を3−0で終える危なげない試合運びで、FW リ・ジョグクがハットトリックを達成する大活躍をみせた。第4戦の日本戦は土壇場でホーム開催がキャンセルとなり、AFC(アジアサッカー連盟)から「0−3での不戦敗」という厳罰を下された。絶体絶命の崖っぷちから見事2連勝を飾り、次ラウンドに到達したのだから驚きだ。

 北朝鮮の動向を注視する韓国メディアもこの結果に呼応した。スポーツメディア『X Sports』は「日本が北朝鮮を救う格好になった。引き分けでもOKな絶好のシチュエーションで北朝鮮は悠々と試合を進めた」と伝え、専門メディア『Interfootball』は「逆転で2位の座を掴むとは…。北朝鮮は日本に感謝しなければならない」と論じた。さらにネットメディア『News1』も「没収試合があったのによくも持ちこたえたものだ。ふたたび(最終予選で)南北決戦の可能性が高まった」と関心を寄せた。
 
 アジア最終予選には2次予選を勝ち抜いた18チームがエントリー。6月27日に組み分け抽選会が行なわれ、A〜Cの3グループの顔ぶれが確定する。ワールドカップ本大会のアジア枠は「8・5枠」だ。最終予選は9月5日に開幕する。

 以下が最終予選進出の18チームの顔ぶれだ(カッコ内は4月発表のFIFAランキング)。

日本(18位)
イラン(20位)
韓国(23位)
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オーストラリア(24位)
カタール(34位)
サウジアラビア(53位)
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イラク(58位)
ウズベキスタン(64位)
UAE(67位)
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ヨルダン(71位)
オマーン(77位)
バーレーン(80位)
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中国(88位)
パレスチナ(93位)
キルギス(100位)
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北朝鮮(118位)
インドネシア(134位)
クウェート(139位)

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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