ユヴェントスが、今夏に4選手の退団に向けて動き出している模様だ。4月30日、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が伝えている。


 今季のセリエAでは、すでにインテルがスクデットを獲得。焦点は、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)やUEFAヨーロッパリーグ(EL)といったカップ戦出場権争いや残留争いに向けられている。


 現在、ユヴェントスは3位につけており、CL出場権獲得に近づいている。クラブは2シーズンぶりのCL出場に備え、今夏の移籍市場で戦力補強を実施する予定で、そのためには人件費削減を図りたい考えのようだ。


『コリエレ・デロ・スポルト』によると、ユヴェントスではフランス代表MFポール・ポグバ、ポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリク、ブラジル代表DFアレックス・サンドロ、イタリア代表DFダニエレ・ルガーニが今夏にクラブを去る有力候補の模様。特に、2022年7月にマンチェスター・ユナイテッドから“古巣”ユヴェントスへ6年ぶりに復帰したポグバは昨季から度重なる負傷に悩まされているだけでなく、ドーピング違反で4年間の長期出場停止処分を受けることになったため、クラブとしては人件費削減の対象として見ているという。


 なお、ユヴェントスは4選手の退団によって、3,000万〜3,500万ユーロ(約50億5,000万円〜約59億円)の削減を見込んでいるとのこと。この資金を元手に、リーグ戦とCLを戦い抜くための戦力を確保していくことになる。