レアル・マドリードがウクライナ代表GKアンドリー・ルニンとの契約延長に近づいているようだ。5月1日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。


 現在25歳のルニンは母国のFCドニプロやFCゾリャ・ルハーンシクを経て、2018年夏にレアル・マドリードへ完全移籍で加入した。その後はレガネスやバジャドリード、レアル・オビエドへのレンタル移籍を経て、2020年夏に復帰。長らく控えGKという位置付けだったものの、正守護神を務めるベルギー代表ティボー・クルトワが長期離脱を余儀なくされた今シーズンは、ここまで公式戦29試合に出場している。


 シーズン開幕直前に大ケガを負ったクルトワの不在を補うべく獲得したスペイン代表GKケパ・アリサバラガを抑え、レアル・マドリードのゴールマウスを守っているルニン。今回の報道によると、クラブは2025年6月末までとなっている同選手の契約期間を延長するべく、3月から代理人のジョルジュメンデス氏との交渉に臨んでいたとのこと。交渉は既に最終段階に到達しており、2028年6月末までの契約延長で近日中に合意する見込みと報じられている。


 なお、契約更新の一環としてルニンの給与も増額となる見通しだ。クルトワの復帰に伴い再び控えに降格することも予想されるが、レアル・マドリードとしてはルニンが来シーズン以降も残留し、今後のプロジェクトの一員となることを希望しているという。


 スペイン国内の一部メディアでは今夏の移籍市場での退団の可能性も報じられていたルニンだが、来シーズン以降も“白い巨人”の一員としてプレーすることになりそうだ。