<ブリヂストンレディスオープン 事前情報◇15日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇6731ヤード・パー72>

昨年のプロテストでトップ通過を果たした清本美波は今大会でレギュラーツアー5試合目の出場となる。開幕前日にはステップ・アップツアーを含めると4度目となるプロアマに出場したが、「まだ慣れないです。求められたらアドバイスもするんですけど、私でいいのかなって感じで…」と手探りは続く。試合でも新人らしいフレッシュなプレーで上位進出を目指す。


先週は台湾ツアーと共催のステップ・アップツアーに出場したため、今大会は言うなれば、帰国初戦。「難しいコースで大変だったけど、近かったですし、疲れもなくいい感じです」。大会後には小籠包やタピオカなど、台湾らしさも味わい、むしろリフレッシュして今大会に臨めそうだ。

トップ合格だったプロテストが2位に5打差という圧巻の内容だっただけに期待と注目が集まるが、ここまでのレギュラー4試合はいずれも予選落ち。「きょうもこの後、たくさん練習したいんですけど、それだと明日に疲労が残って良くないのかなとか、でも練習しないと不安だしとか、いろいろ考えて、結局コンディションが整わないまま試合に入ってしまうので、難しいなと感じています」。毎週のように試合があるプロの生活に慣れるのに苦戦している。

プレー面においても「初日にスコアを伸ばして、2日目もまた伸ばしてくるので、アマチュアとは全く違いますね。簡単にスコアを落とさないのも違いで、経験とか、マネジメントができているか、だと思います」。昨年末から目澤秀憲コーチのもとで、スイング改造に取り組んでおり、すぐに結果が出ないことはある意味、想定内だったが、ツアーのレベルの高さやプロの壁は感じているようだ。

それでも、現在はショットの調子が上がってきている手応えがある。一方で、課題が残るのはパッティング。「平均で30パットを超えるような試合が続いているので、今週は30パットを切りたいです」。短い距離のパッティングで緊張しないようアドレスに入ってからのリズムを見直しているところだ。

「まずは予選通過が目標」としつつも「どんどん上を目指して、これまでの試合で悔しかった部分がたくさんあるので、同じミスをしないように頑張りたいです」。ツアーの生活に慣れるのも時間の問題。トップ合格者として、その真価を発揮する日は確実に近づいている。(文・田中宏治)


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