<ジャイアンツ2−10ドジャース>◇14日(日本時間15日)◇オラクルパーク

観戦する後輩へ、放物線で激励のメッセージを届けた。ドジャース大谷翔平投手(29)が、花巻東の後輩で、今秋に米スタンフォード大学に進学する佐々木麟太郎内野手(19)が観戦する中、自身6試合ぶりの先制12号ソロを放った。

“スプラッシュヒット”は惜しくも逃したが、飛距離446フィート(約136メートル)の特大弾でオラクルパークでは初アーチ。本塁打争いでリーグトップタイに浮上し、3安打で首位打者争いでもトップに再浮上した。

▼大谷がオラクルパークで初本塁打。これで25球場目となり、自らの持つ日本人最多を更新した。相手の本拠地で、残りはローンデポパーク(マーリンズ)グレートアメリカンボールパーク(レッズ)シチズンズバンクパーク(フィリーズ)シティフィールド(メッツ)ブッシュスタジアム(カージナルス)チェースフィールド(ダイヤモンドバックス)と、出場したことがないPNCパーク(パイレーツ)の7球場となった。

▼大谷12号は飛距離446フィート(約136メートル)でオラクルパークでは最近2年間で最も遠くに飛んだ本塁打。大谷のアーチでは今季3番目。マッコビー湾まで届く「スプラッシュヒット」(ジャイアンツでは自軍の選手が打った場合のみ認定し、ビジター選手の場合は「マッコビー湾に飛び込む本塁打」と表記)とはならなかったが、今季唯一のスプラッシュヒット(4月20日ベイリー)の407フィート(約124メートル)を超えた。