ラ・リーガ第38節(最終節)の残り4試合が26日に行われ、2023−24シーズンの全日程が終了した。


 今シーズンのラ・リーガ得点王(ピチーチ)には、ジローナの大躍進を牽引したウクライナ代表FWアルテム・ドフビクが輝いた。得点数は「24」で、得点ランキング2位となったビジャレアルのノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートを1点差でかわした。


 前節終了時点では、レアル・マドリード戦で4得点をマークしたセルロートがドフビクをかわしてトップに立っていたが、最終節にドフビクがハットトリックを達成。それも90分にPKを決めて単独トップに立った。


 一方のセルロートは開始早々の17分に無念の負傷交代となり上積みできなかった結果、最後のところでかわされることになったが、ドフビクがPKによるゴールが7点あったのに対して、セルロートはPKなしで23点を積み重ねたことは評価できるだろう。


 3位には、レアル・マドリードをリーグ制覇へと導いたイングランド代表MFジュード・ベリンガムと、最終節のゴールで並んだバルセロナのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキがランクイン。加入初年度から元フランス代表FWカリム・ベンゼマの不在を感じさせない活躍を披露したベリンガムは、前半戦で17戦13得点とゴールを量産したが、ケガの影響などもあり後半戦は得点を積み重ねることができなかった。


 日本人選手では、レアル・ソシエダのMF久保建英が7得点をマーク。昨季の9ゴールを上回る2ケタ得点は来季へ持ち越しとなった。


■得点ランキング

1位:24ゴール アルテム・ドフビク(ジローナ/セルビア代表)

2位:23ゴール アレクサンダー・セルロート(ビジャレアル/ノルウェー代表)

3位:19ゴール ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード/イングランド代表)

3位:19ゴール ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ/ポーランド代表)

5位:16ゴール アンテ・ブディミル(オサスナ/クロアチア代表)

5位:16ゴール ユスフ・エン・ネシリ(セビージャ/モロッコ代表)

5位:16ゴール アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード/フランス代表)



【動画】ドフビクがハットトリックを達成した最終節のグラナダ戦