レヴァークーゼンは現地時間13日、ジローナに所属するMFアレイクス・ガルシアの獲得が決定した。契約期間は2029年6月30日までの5年契約と発表された。


 2023−24シーズンのブンデスリーガで史上初の無敗優勝を飾り、長らく続いていたバイエルンの“一強時代”に終止符を打ったレヴァークーゼン。ヨーロッパリーグ(EL)では準優勝に終わったが、DFBポカール制覇により2冠を達成し、公式戦53試合でわずか1敗という歴史的シーズンを終えた。


 王者として迎える2024−25シーズンに向けて、レヴァークーゼンは13日に2023−24シーズンのラ・リーガでジローナの躍進を支えたMFアレイクス・ガルシアの獲得を発表。移籍金は1800万ユーロ(約30億円)+オプション200万ユーロ(約3億円)と報じられている。


 現在26歳のアレイクス・ガルシアは中盤のセンターを主戦場とするプレーヤー。ビジャレアルでキャリアをスタートさせ、マンチェスター・シティへの移籍を経て、2017年にジローナにレンタルで加入。その後、ルーマニア、ベルギー、スペインのクラブを転々としたが、2021年に当時2部に所属していたジローナに完全移籍で復帰すると、初年度から主力として活躍し1部復帰に貢献。今季は公式戦40試合に出場して3ゴール6アシストを記録するなど、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を果たしたジローナの躍進を支えた。EURO2024のスペイン代表候補にも選出されていたが、本大会のメンバーからは落選となった。


 レヴァークーゼンへの加入が決定したアレイクス・ガルシアは、クラブ公式サイトで「昨シーズンのレヴァークーゼンの素晴らしいパフォーマンスには、おそらくヨーロッパ中のサッカーファンがそうであったように、僕も憧れていた。そんなクラブが僕を獲得するために、ここまでしてくれたことに感激した。今は、自分に寄せられた期待に応え、このチームとクラブが成功し続けるよう、自分の力を発揮したい」とコメントしている。



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