2025年1月に大阪、その後、2月に愛知・東京、その他の地域で、新作ミュージカル『ミセン』が上演されることが決定した。

韓国のウェブコミック・WEBTOON(ウェブトゥーン)で大ヒットし、コミックスは累計 300万部を突破。さらにドラマ化され、韓国のエミー賞と言われる百想芸術大賞など、2014年度のドラマ賞を総なめにし、「ミセンシンドローム」と呼ばれるほどの社会現象を起こした大ヒット作品『ミセン』。

日本では、2016年よりピッコマにて連載され、同年、フジテレビ系にてリメイクドラマ『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』が放送。第20回文化庁メディア芸術祭では、マンガ部門 優秀賞を受賞している。

原作漫画『未生(ミセン)』

原作漫画『未生(ミセン)』

原作漫画『未生(ミセン)』

原作漫画『未生(ミセン)』

この度、原作漫画『ミセン』が世界で初めて舞台(ミュージカル)化される。

クリエイター陣は、脚本・歌詞をオ・ルピナ/キム・ソラの共同脚本・歌詞、音楽をチェ・ジョンユンが担当。ホリプロとして初めて韓国のクリエイター陣とオリジナルミュージカルを創作する。

(上段左より)安蘭けい、前田公輝、橋本じゅん、石川 禅(下段左より)清水くるみ、内海啓貴、糸川耀士郎、中井智彦、あべこうじ、東山光明

(上段左より)安蘭けい、前田公輝、橋本じゅん、石川 禅(下段左より)清水くるみ、内海啓貴、糸川耀士郎、中井智彦、あべこうじ、東山光明

囲碁のプロ棋士になる夢が絶たれ商社のインターンとして働くことになる主人公のチャン・グレ役を、NHK 連続テレビ小説『ちむどんどん』や、現在フジテレビ系にて放送中の連続ドラマ『366日』に出演中の前田公輝が演じる。グレが所属することになる営業 3課のオ・サンシク課長に橋本じゅん、グレの母親とワーキングマザーでありオ課長の同期ソン・ジヨンの一人二役に安蘭けい、グレの同期インターン社員に清水くるみ(アン・ヨンイ役)、内海啓貴(ハン・ソンニュル役)、糸川耀士郎(チャン・ベッキ役)ほか、石川禅、中井智彦、あべこうじ、東山光明など、魅力的な俳優陣が物語を彩る。

タイトルの「ミセン」とは囲碁用語で、漢字では「未生」となる。「死に石」に見えても、まだ完全な「死に石」ではなく、どちらにも転ぶ石のことを言う。本作を通し、人生は自分の選択次第であらゆる道に進むことができる。「自分らしく生きること」とは何か。我々それぞれの人生はすべて大事であり、現代社会を生き抜く全ての人への人間賛歌となる本作は、人生における一筋の光や活力を与える作品となる。

スタッフ コメント

■原作著者:ユン・テホ
「未生」を作りながらいつも夢を見てきました。自分の台詞に音と踊りが共にありますように。音と踊りがいっぱいある舞台上の「未生」を期待します。

■著作権者:SUPERCOMIX STUDIO
韓国で大きな愛を受けた作品「未生」を日本でミュージカルとしてお見せできてとても嬉しいです。ご観覧してくださる皆さんへ‘申し分ない’素敵な公演として記憶されることを心から願います。 

■脚本・歌詞・演出:オ・ルピナ
こんにちは。オ・ルピナです。
新しいミュージカル『ミセン』で日本の観客の皆様にお会いできて光栄であり、ときめいています。
穏やかだが暖かい、淡泊だが生動感溢れる感動的な人の物語、私たちの物語をお伝えしたいです。
2025年の始まりを私たち『ミセン』と幸せに始められるように一生懸命に準備し、観客の皆さんに会える日をお待ちしています。ありがとうございます。

■脚本・歌詞:キム・ソラ
オリジナルミュージカル『ミセン』の日本公演にご一緒できて感謝の気持ちです。 日本の制作スタッフの皆様とコミュニケーションをとりながら一緒に作品を作っていくすべての過程をとても楽しみにしていました。 今回の作業は私にとっても「未生(ミセン)」から「完生」へと進む過程です。 この作品を通じて私のような他の未生(ミセン)たちが暖かい慰めをもらって欲しいです。
 
■音楽:チェ・ジョンユン
漫画『ミセン』が日本の舞台でミュージカルとして新たな命を得る過程に作曲家として参加できることをとても嬉しく思います。
この作品の奥深さを音楽で解きほぐすという挑戦も楽しいです。
日本の観客の皆様に私たちの物語を伝え、心に響くような感動をお届けできることを願っています。心から感謝しております。

チャン・グレ役:前田公輝 コメント

前田公輝

前田公輝

韓国で“サラリーマンのバイブル”と称されるほどの漫画『ミセン』。
ドラマでもさらなる社会現象を起こし、日本でもリメイクされたこの作品の主人公を、演じられることを嬉しく思います。
この作品は、世の中で生きていくための人生のヒントや、一生懸命に向きあうための、励ましが詰め込まれている作品だと思います。
初めてミュージカルの主演を務めさせていただきますが、しっかりと作品に向き合って、役とともに僕自身も成長していきたいと思います。劇場でお待ちしています。