コスプレイヤーのはるねろさんが人気作品「葬送のフリーレン」で三級魔法使いユーベルを見事に再現したコスプレ写真をSNSで公開した。撮影はだいちゃん氏が担当した。

 一級魔法使い試験の受験者であるユーベル。劇中の「走って逃げたりしたら殺しちゃうかも」というセリフが今にも聞こえてきそうなダークトーンを醸し出す一枚で、SNSには「ユーベルの再現度高すぎでした!!!」といった驚嘆の声が寄せられている。

 どのような点にこだわったのか。はるねろさんは以下のように語る。

 「【ウイッグ】特徴的なS字の形をしたポニーテールは特に丁寧に作り込み、シルエットでユーベルだとわかるようにセットしました。風が強くても崩れないように自然に見える束感を残しつつスプレー等でかなり固めて外での長時間撮影にも支障が出ないよう工夫しています。色味もアニメの設定画像を何度も確認しながら1番近いと思うものを選びました。

 【杖】小道具作りが好きなので自作しました!持ち運びがしやすいように分割できるギミックを取り入れています。また杖を構えるポーズをとる時に少し重さがあった方がよりリアルな構えが出来るので塩ビパイプを使用し軽過ぎず適度な重さを持たせています。また、綺麗に作ったあとに汚し塗装をして戦いで使ってきた使用感を表現しました。

 【表情作り】彼女の1番のチャームポイントと言っても過言では無い伏し目がちな目元を再現するために写真を撮る時は目を開き過ぎない事を常に意識しました。写真を投稿する際は目のハイライトを加工で消して暗い目元を表現してます。目は笑ってないけれど口元はにこやかなので表情管理をとにかく徹底して撮影に挑みました!半目を維持していたので撮影後は瞼(まぶた)が凄く疲れていました笑

 【ポージング】アニメを何度も何度もみて彼女の立ち振る舞いを頭に入れ鏡の前で練習してから撮影に挑みました。鏡で見ると自分が思っているより大袈裟にポーズをとる必要があるなぁ、と実感します!2次元ポーズを体現すると身体がバキバキになることも多々ありますがそれでも大好きなキャラクターに近付けることが嬉しいです!」

 主なこだわりを4つにまとめて解説してくれたはるねろさん。ポニーテールを自然に見せつつ固め、長時間の撮影に耐える工夫や、杖の使用感を感じさせる塗装など作品への敬愛が随所にちりばめられている。体も酷使しながら作り上げた一枚だからこそ、何度も見入ってしまう〓魔力〓を帯びている。