歌手の荻野目洋子(55)が7日放送の日本テレビ系「ザ!世界仰天ニュース」(火曜後9・00)に出演。88年8月に23歳でスキルス胃癌のため死去した堀江しのぶさんとの思い出を語った。

 堀江さんは、84年にデビューし、明るいキャラクターと健康美で大人気となり、ドラマやバラエティで活躍。グラビア界では「堀江しのぶさんポーズ」が伝説にもなっている。ほぼ同じ年のお笑いタレントのヒロミは「彼女はもう、すごくバラエティに出てたりしてたから、今考えれば、グラビアから出る人の1号だと思う」と語った。

 同じ84年デビューの荻野目は「初めての連続ドラマで、しのぶさんも出ていらして」と主演をした86年TBSテレビ系「早春物語〜私、大人になります〜」で共演したと語り「当時は皆さんそうだと思うんですけど、とにかく忙しくて。アイドルをやっていても、ドラマに出るのも普通で、それでコンサートツアーもあるみたいな。だから同世代とのシーンはほぐれて、明るい雰囲気になったっていうのを覚えている」と振り返った。

 堀江さんは、1987年10月から急激に体重が減ったものの、ダイエットの成果と信じていたという。だが、翌年4月に腹水がたまりお腹だけが急激に膨らみ、激痛に襲われ緊急入院したが、すでにスキルス胃がんが末期の状態だった。

 入院時には14キロ体重が減少していた。当時はがんの告知率が15%ほどだったとし、堀江さんにも本当の病名は伏せられたままだった。VTRを見た荻野目は「すごい色んなことを考えさせられたVTRだったんですけど。私も同時期に仕事をしていて、やっぱりちょっとでも太ると『太ったな』って言われるのことが普通にあった。今みたいに情報がしっかり出回ってなかったので、無茶なことをいっぱいやりました私も」とも振り返っていた。