立憲民主党の蓮舫参院議員(56)は27日、党本部で会見し、6月20日告示、7月7日投開票の東京都知事選への出馬を表明した。3選出馬の意向を固めている現職の小池百合子知事(71)へ挑むことになる。

 蓮舫氏は1967年11月、東京都で台湾人の父と日本人の母との間に生まれる。青山学院大在学中の1988年、人気タレントへの登竜門といわれた「クラリオンガール」に選ばれ、グラビアアイドルとして注目された。その後、日本テレビ「スーパージョッキー」のアシスタントとしても人気を博し、知名度が広がっていった。

 92年から報道番組に進出。TBS「3時にあいましょう」、後継番組「スーパーワイド」、翌1993年4月からテレビ朝日「ステーションEYE」のキャスターも務め、社会問題に切り込む女性の旗手としてお茶の間への認知度が高まっていった。プライベートでは双子の子供の母親。

 2004年の参院選東京選挙区に民主党(当時)から「ママフェスト」を掲げて出馬し初当選。当時から白いスーツ姿で選挙活動。現在も白を基調とした洋服での政治活動は変わっていない。

 現在4期目。民主党政権時の事業仕分けでの「2位じゃダメなんでしょうか」発言は大きなインパクトを残し、日常でも使われるほど浸透した。

 小池知事も元キャスター。かつての人気女性キャスター同士による熱い戦いになりそうだ。

 都知事選には広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)ら20人以上が立候補の意向を表明している。