日本テレビを退社してフリーアナウンサーになった上重聡(44)が、松坂大輔氏(43)の公式YouTubeに出演。松坂氏のプロデビュー戦で三振を喫したPL学園の大先輩・片岡篤史氏に伝えたかった言葉を明かした。

 1998年夏の甲子園で上重がエースのPL学園は横浜に延長17回の死闘の末、敗れた。

 上重は「試合の後、片岡さんと立浪さんがグラウンドにいらっしゃって言葉をいただいた」と振り返った。

 立浪氏からは「よく頑張った。いい試合だった。感動させてもらった」と言われた。

 片岡氏は、その言葉の後だったこともあり、「いい試合だったけど、やっぱりPLたるもの負けたらアカン」と厳しめのあいさつだったという。

 その夏、横浜が優勝して、松坂氏は西武入り。1999年4月7日、日本ハム戦でプロデビューする。

 上重は「先輩である片岡さんを応援しなければいけないのは分かっていたが…」と振り返った。

 松坂氏は155キロの直球で片岡氏から空振り三振を奪った。

 「片岡さん、ほら、松坂大輔すごいでしょ?」という思いで見てしまったという。

 ずっと胸に秘めていたが上重だが「フリーになったら言わせていただきたかった」と相好を崩した。