巨人で盗塁王6度獲得の柴田勲氏(80)が巨人のヘッドコーチなどを歴任した岡崎郁氏(62)のYouTube「アスリートアカデミア」に出演。甲子園優勝投手からスイッチヒッターに転向した経緯を明かした。

 法政二高で2年夏と3年春の甲子園を連覇。ところが3年夏の浪商戦で右肩を痛めてしまう。

 巨人では高卒1年目で開幕2戦目の先発に抜てきされたが、先発登板はその1試合だけ。6月には川上哲治監督から「打者転向しろ。スイッチヒッターをやれ」と命じられた。

 当時、ドジャースではモーリー・ウィルスという遊撃手で俊足のスイッチヒッターが活躍。「ノーヒットで1点が取れる野球」をやっていたという。

 川上監督から「お前は日本のモーリー・ウィルスになれ」と命じられ、遊撃手に転向することになった。

 のちに巨人V9の重要なピースとなるのだが、当時の巨人の遊撃手は広岡達朗氏。「お前やめた方がいい。センスがない」とすぐにダメ出しされてしまった。